陽転思考

人生を好転させる「新・陽転思考」

和田裕美 / ポプラ社



私は幼い頃から勉強しなくても何となく出来てしまう子で、
いわゆる優等生でした。
大きな苦労もなくずーっと生きてきました。

そんな私にとって始めての大きな挫折が、
「息子が障害児」という事実にぶつかったことでした。
当然目の前は真っ暗。
いっそこの子と一緒に心中しようと思いつめたことは
一度や二度ではありません。

息子が4歳の時に、私は離婚しました。
元夫と二人で協力しながら子育てするよりも、
一人で全てを背負った方が、
その時私にとって楽だと思ったからです。
今まで色んなことを器用にこなせた私にとって、
「仕事をしながら一人で障害児を育てること」も
何とかやれるだろう、とタカをくくっていました。

しかしやはり、
生活できるだけの収入を得ることと、
障害児を育てていくことを両立することは、
並大抵のことではありませんでした。
結局安定した収入が得られる仕事に就くまで、
5年間かかりました。
そして今
色んな人たちのサポートのお陰で何とか生活することができ、
やっと少しだけ心の余裕も生まれてきました。

私はしばしば前向きになるために、
「息子に障害があってよかった」と無理やり思い込もうとしていました。
事実息子に障害があったからこそ色んな気付きがあり、
それが今の仕事につながったり、
素晴らしい人たちと出会うこともできました。

でもやはりそれは「無理やり」だったので、
少し嫌なことがあると「どうして自分ばかり…」と落ち込み、
「障害があってよかった」も、
所詮負け犬の遠吠えだったのかなぁと思ってしまう自分がいました。
たとえば仕事上
シングルの人に比べるとどうしてもハンデがあります。
「同じ条件なら、誰にも負けないのに…」そう思って、
手足を縛られているような悔しい思いをしていました。

この本に出会ったのは、
ちょうどそんな感じで落ち込んでいた時でした。
和田さんの言葉に触れて、
私が今まで無理やりでもやってきたことは、
まんざら間違ってなかったと背中を押していただいた気がしました。

「事実はひとつ 考え方はふたつ」

自閉症の子どもにいけないことを注意する時、
「~したらダメだよ」と禁止するのではなく
「~してね」と好ましい行動を提示することが大切です。
プラスの言葉で考え、それを周りにも伝えることが、
「わくわく」を伝え、周りの人たちにも良い波動を与えられるのだと思いました。
これを早速実践してみると、
私にもプラスの波動が返ってきます。
まだ実践してから日が浅いのですが、
仕事でもプライベートでも、早速嬉しい効果が目に見えて現れています。
これからも陽転思考をしっかり癖づけできるように、
続けていこうと思います。

オススメです。
是非読んでみてくださいね。
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by karina0918 | 2009-09-15 23:56 |
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