捨てるものと捨てられないもの

1999年の12月8日
とりあえず私は
まだ4歳だったのんを連れて
元夫と別居しました。

着の身着のままで出て来た私を不憫に思って
両親が
「家財道具とか家電とかちゃんと買いなさいよ」
と言ってくれたけど
ほとんど市がやってるリサイクルセンター
(大型ゴミの中からまだ使えるものを展示していて無料で持ち帰れます)とか
家電も必要最小限の安物ばかりで
あえて揃えました。
収入もなく
文字通りゼロからスタートしようと腹をくくった私は
そうしないとまた
ズルズル甘えの人生に戻ってしまう気がしたからです。

一番初めは無資格で小さな保育園のアルバイト保育士
そこの契約が切れてからは
ゴルフショップの事務パートや
写真のDPEショップの受付の仕事なんかをしながら
保育士資格を独学で3年かかってやっと取り
市の保育所で保育士として働き始めました。
子どもは大好きだけど
体力的にキツイし一生続けられるか不安を感じていた時に
今の職種に採用してもらいました。
で、今9年目になります

少しずつ少しずつ、階段を上ってきました。

今の仕事は有難いことに
夏と冬にボーナスが出ます。
いつからか私は
家の中の家電や家具たちを
一つずつ買い替えることに
喜びを感じるようになりました。
ソファー、電子レンジ、洗濯機、のんのロフトベッド、掃除機、冷蔵庫…
去年は念願のエアコンを買い換え
今年はこれまた念願のSIセンサーコンロを買いました。
間に合わせでホームセンターで買った
5000円くらいのガスコンロを今まで使っていたので
その差は歴然!!
毎日お料理するのが楽しくて仕方ありません❤

そうやって新品が一つ増えるたびに
「よっしゃ!またがんばろ!」と
心の中で小さくガッツポーズ。
そして神社にお礼参りです。

ちょっとケチかも知れないけど
堅実に育ててくれた両親に感謝。
このご時世にボーナスが出ることに感謝。
自分の収入で自分の好きなものが買える生活に感謝。
何よりも健康で働くことができる私の体に感謝。

離婚したばかりのあの時
実はひとつだけ母にねだった物があります。
それは、ドレッサー。
幼い頃、母がドレッサーの前に座り
お化粧をして、みるみるキレイになっていくのを
ずっと見ていたからでしょうか…
憧れだったのです。

そしてあの時
リサイクルセンターでいただいてきた
ダイニングセットはまだ健在です。
傷だらけだった天板を
おっちゃんたちが一生懸命削って目立たなくしてくれました。
あの時本当にお世話になった方々や
あの頃のハングリーな気持ちを
忘れてしまわないように
この2つだけは捨てずに使い続けようと思っています。
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by karina0918 | 2011-08-02 22:44 | 日記
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