おばあちゃんの味

父方の祖母は、家事が苦手でした。

お家に遊びに行っても
今思えばいわゆるゴミ屋敷で…
家の中なのに
足の裏が砂やほこりだらけになるので
母はあまり行きたがりませんでした。
なので私たちだけで
お泊りすることが多かったのですが

お料理もあんまり得意じゃなくて
でもひとつだけ
卯の花だけは本当に美味しかった。

祖母は堺の豪商の娘でした。
家庭環境が複雑だったので
淋しい思いもしたようだけれど
周囲の大人に甘やかされて育ったようです。

そんな彼女が軍人だった祖父と結婚して
そして終戦…
職を失った祖父は小さな豆腐屋を始めました。

苦しい生活の中
きっとそこで残ったおからで
よく卯の花を作ったからでしょう。
祖母の卯の花は本当に美味しかった。

気ままな人で
完璧主義の母とはそりが合わなかったけど
私は祖母が大好きでした。
子どもには本当に優しくて
私たちの言うことは何でも聞いてくれた。
徹底的に甘やかしてくれた。
私たちの遊びに徹底的に付き合ってくれた。

先日、祖母の三回忌でした。
結局
一番体が弱かった祖母が一番長生きして
101歳での大往生でした。
最後は誰が子どもやら孫やら分からなくなってたけど…

今日久々に作ってみました。

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きっと彼女はこんな風に作ってたのかな…と想像しながら
野菜の皮とか芯とかを細かく刻んで
柔らかく炊いたところに、おから投入!
我ながら美味しくできたけど…

やっぱりおばあちゃんの味には勝たれへんわ(^^)
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by karina0918 | 2011-11-07 22:37 | プロフィール
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